特装救急警察ソルブレインが正式に発足する以前、ある日、街が謎のロボットによって占拠された。警官隊を動員しても鎮圧不能と判断した正木本部長は、西尾大樹に出動を命じた。だが、ヘビータイプのソリッドスーツ・ソルブレイバーはまだ調整中であり、一切の武器はまだ装備されていない。苦戦が予測されたが、大樹はソルブレイバーにプラスアップするとロボット兵士に戦いを挑んだ。この謎のロボット達の黒幕は、人工知能により意志を得た攻撃型ロボットであった。彼の目的は、サイボーグ兵士を操って核ミサイルを発射させ、あらゆる生物を死滅させて地球をロボットだけの惑星にすることであった。彼らの野望を打ち砕くべく、ソルブレイバーはこの任務のために作られた特殊兵器と共に、未知なる強敵に単身立ち向かっていくのだった。
このゲームは、1991年10月に NES 用ソフトとして発売されたナツメの横スクロールアクションゲーム『シャッターハンド』 (Shatterhand) のキャラクターを差し替え、若干の難易度調整を行って、急遽ソルブレインのゲームに仕立て上げたものである。『シャッターハンド』は、両腕を機械に交換したマッチョマンのハーマンが、迫り来る敵や飛んでくる銃弾を素手で倒してゆくという内容のものであった。オリジナリティに富む名作であった、このゲームを改造して作られたファミコン版ソルブレインは、元のゲームの出来が非常に良かったためアクションゲームとしての出来は素晴らしかったが、原作の設定を生かせず、キャラクターゲームとしての、つまり「ソルブレインのゲーム」としての出来はあまりよくなかった。
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