星のカービィ 夢の泉の物語(ほしのカービィ ゆめのいずみのものがたり)は1993年3月23日にファミリーコンピュータ用ソフトとして任天堂より発売されたコンピュータゲームソフト。開発元はHAL研究所。冒険アクションゲーム星のカービィシリーズの第2作目にあたる。2007年2月27日よりWiiのバーチャルコンソールでの配信を開始した。
ファミリーコンピュータ末期に発売された作品ながら、ゲーム性・音楽などで高い評価を得ている。2002年にリメイク版の「星のカービィ 夢の泉デラックス」がゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売されている。
舞台はプププランドと呼ばれる国。プププランドの住民は毎晩楽しい夢を見ていた。しかし、ある日から全く夢が見られなくなってしまう。プププランドには「夢の泉」という場所があり、そこにある「スターロッド」によって良い夢を生み出していた。そのスターロッドをデデデ大王がばらばらにして、手下達に配ってしまったのだ。夢を見られなくなった住民達のために、カービィが立ち上がる。こうして、プププランドの夢を取り戻すカービィの新たな冒険が始まったのだった。
ジャンルはアクションゲーム。基本的には横にスクロールするが、ステージによっては縦にもスクロールする。プレイヤーはカービィを操作し、待ち受ける敵キャラを倒したり避けながらステージクリアを目指す。敵キャラはBボタンを押すことで吸い込むことができる。この状態でもう一度Bボタンを押すと敵を吐き出す。吐き出した敵は一直線に飛んでいく。他の敵にぶつけて攻撃したり、ブロックを破壊したりできる。
また、本作最大の特徴は、敵を吸い込んだ状態で下ボタンを押すことにより、敵を飲み込めることである。飲み込みを行うと敵の種類に応じた能力が手に入り、これをコピーという。ただし、コピーできない敵(スカ)もいる。このシステムは前作になかったもので、この要素が追加されたことにより、さまざまな遊び方ができるようになった。以後のシリーズでもコピー能力システムは受け継がれ、今日のカービィの基本能力となっている。特にこのゲームのコピー能力は「星のカービィ スーパーデラックス」に色濃く受け継がれている。
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