北の邪神ドーマと南の大地母神ミラの二人の神の戦いにより、バレンシア大陸は二つに分かれた。北は騎士の国リゲル帝国、南は文化の国ソフィア王国となり、均衡を保ち続けていく。しかしリゲル帝国が飢えに喘いで助けを求めていたが、ソフィア国王リマ4世はこれを無視した。
この態度に怒ったリゲル帝国は、兵力のないソフィア王国に侵入しほぼ制圧する。ソフィア王国の宰相ドゼーもリゲル帝国に寝返り、ソフィア城はリゲル帝国の手に落ちようとしていた。
そんな戦乱の中、ソフィア王国の騎士だったマイセン伯爵を祖父と信じるアルムと、リマ4世の娘セリカが大陸に平和を戻すために壮烈な戦いの旅にでる…。
前作、ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣の後の話で、男女二人の主人公を交代させながらゲームを進めていく。外伝という位置づけだが、ストーリーに直接のつながりはない。しかし別大陸ではあっても世界観は共有しているため、前作で登場したキャラクターも数名登場する。
他の戦略シミュレーションとは違い、マップを移動し、要所などで敵と出会うと戦闘マップに移行するという、一風変わったシステムを持つ(のちにGBAで出された「聖魔の光石」でEXマップとして発展している)。またある特定のいくつかのクラスに属する者は所定レベルさえ満たせば無限にクラスチェンジを繰り返して強化することが出来ることや、特定の敵を倒したときだけ極稀に入手できるレアアイテムの存在など、育成ゲームとしても中毒性が高い。他のシリーズではあまり見られないシステムは他にも、資金の概念が無く武器に使用回数制限が無い、魔法はHPを消費して使用する、入手経験値が2倍になるイージーモードの搭載、弓兵が直接攻撃可能などがある。こういったチャレンジ精神旺盛な点も「外伝」である所以であろう。
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